こんにちは。
東京、九州を旅していた阿修羅像が久しぶりに奈良に帰ってきました。
そして、10月17日より興福寺の仮金堂で「阿修羅展」が開催されることになりましたので、今回はゆかりの地めぐりは、お休みして「阿修羅展」を緊急報告します。
10月17日(土)
「阿修羅展」初日。
この日は、年に一回南円堂が特別公開される日でもあります。
初日でしかも土曜日なので、相当混んでいるとは思っていましたが、午前10時前に行ったにもかかわらずすでに長蛇の列ができていました。
そこで、この日は南円堂だけ拝観することにしたのですが、こちらも年一回の公開とあって、五重塔の方まですでに並んでいました。
結局チケットを購入するのに1時間ほどかかり、お堂の中に入るにも入場制限があるので、拝観を済ませたら12時近くになってしまいました。
南円堂 (重要文化財)813(弘仁4)年、藤原冬嗣が、父内麻呂のために創建した。
その後、3度焼失し、現在の建物は江戸時代の再建。
堂内には、本尊木造不空羂索観音坐像(国宝)と木造四天王立像(国宝)を安置。
西国三十三所第九番札所。
南 円 堂
10月19日(月)
平日ならば少しはましだろうと、朝の9時頃再び興福寺に出かけました。
もちろん既に並んではいましたが、この日は、5分ほどでチケットを購入できました。
阿修羅像の展示される仮金堂と北円堂の両方共通で1500円です。
結局、1時間弱で両方のお堂を拝観できましたが、外に出ると結構並んでいたので朝早くに出かけたおかげかも知れません。
仮金堂には、国宝の阿修羅像はもちろんのこと(ど真ん中に堂々としたお姿で立っていらっしゃいます)、八部衆像(国宝)、十大弟子像(国宝)、四天王像(重文)さらに、釈迦如来坐像、薬王菩薩立像(重文)、薬上菩薩立像(重文)を拝見できます。
北円堂 (国宝) 721(養老5)年、藤原不比等の一回忌に元明上皇と元正天皇が発願し、長屋王に命じて建立させた八角円堂。
現在の建物は、鎌倉時代の再建。
本尊弥勒如来坐像(国宝)と、脇侍の法苑林菩薩坐像、大妙相菩薩坐像、無著・世親菩薩立像(国宝)、四天王像(国宝)を安置。
北 円 堂
阿修羅人気と最近の仏像ブームもあって、大変な混雑ぶりです。
できることなら、平日の朝早くに行かれた方が比較的すいていると思います。
また、24日(土)からは奈良国立博物館で、正倉院展も始まります。さらなる混雑が予想されますので、時間に余裕をみて出かけられることをお勧めします。
では、今回の報告を終了します。
posted by チヨ at 12:39| 奈良 ☁|
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