というのも、前回は蔵王権現様にお会いすることが目的だったので、蔵王堂以外境内をじっくり見ていなかったのです。
勝手神社から金峯山寺へ向かう途中に、東南院がありました。
東南院は、前にも書きましたが、大峯山寺の5つある護持院の一つです。
境内にある多宝塔は、和歌山県海南市の野上八幡から建物を移築したもので、塔内には、大日如来像が安置されています。通常、扉が閉まっていますが、お寺に申し出ると拝観も可能だそうです。
金峯山寺に到着。
蔵王堂の前には、石柵で囲われた中に、4本の桜の木が植えられていて、「四本桜」と呼ばれています。
蔵王堂前の四本桜
ここは、南朝護良親王が、最後の酒宴を開いた場所と伝えられているそうです。
ここから、西(蔵王堂に向かって左)を少し下ると、南朝妙法殿という八角三重塔があります。
南朝妙法殿
南朝は最初、吉水院(現・吉水神社)を皇居としていましたが、手狭なため、この場所にあった実城寺を金輪王寺(きんりんおうじ)と改め、ここに皇居を移しました。
金輪王寺は明治初年に廃寺となりましたが、1956(昭和31)年、南朝諸天皇と第二次世界大戦の戦死者等を祀る南朝妙法殿が建てられました。
ここからさらに西へ、長〜〜〜い石段を降りると、脳天大神(龍王院)があります。
とにかく、この石段半端じゃなく長いです。
下りでも10分以上はかかります。
ようやく、到着。
ここ脳天大神は、首から上の病気にご利益があると言われているそうです。
脳天大神
お参りを済ませると、再びあの長い石段で戻らなければなりません。
帰りは、登りだからさらにきついです。
なんとか、蔵王堂の前まで戻ってきた時には、足はパンパン、心臓もバクバク言ってました。
最後に、せっかくここまで来たのだから、もう一度蔵王権現様にお会いしてから帰ろうと思い、拝観料を払って、蔵王堂の中へ。
やっぱり、凄い迫力でした。
ちなみに、今回は内陣からも拝観させていただきました。
*内陣からの拝観は、いつでもやっておられるのかどうかは分かりません。念のため。
ラベル:吉野