こちらのお寺は、承和年間(834〜848)に、近江園城寺(三井寺・天台宗)を開基した智証大師(円珍)が、金峯山寺の塔頭として創建したと言われているそうです。
大峰山寺の5つある護国寺の1つでもあります。
ちなみに、他の4つは竹林院、櫻本坊、東南院、そして天川村の龍泉寺です。
吉野・熊野修験道には、本山派(天台宗聖護院)と当山派(真言宗三宝院)の2派があって、入峰順路が、本山派は、熊野から吉野に進む順峰(じゅんぷ)なのに対し、当山派は、吉野から熊野へ進む逆峰(ぎゅくぶ)と決まっているそうなのですが、この喜蔵院は、本山派入峰の到着所となっているそうです。
さて、いよいよバス停に戻り、奥千本に向かいます。
ラベル:吉野