結膜炎になってしまい、なかなか更新できませんでした。
さて、今回も聖徳太子ゆかりの地ということで、中宮寺について報告します。
中宮寺
聖徳太子が母の穴穂部間人皇后(用明天皇皇后)の宮跡に、母の菩提を弔うために創建したといわれる。
元々は、現在地から東へ約500m離れた所にあったと言われ、鵤尼寺(いかるがにじ)あるいは法興尼寺とも呼ばれていた。
発掘調査の結果、創建当初は三重塔、講堂が直線状に並ぶ四天王寺式伽藍配置であったことが判明した。
天文年間に尊智女王が入寺したのち、皇女や王女が相次いで入門し門跡寺院となり、中宮寺御所あるいは斑鳩御所と呼ばれるようになった。
法華寺、円照寺とともに、大和三門跡尼寺に数えられる。
アクセス
近鉄奈良駅から奈良交通バス法隆寺前で約50分、中宮寺前下車徒歩約7分
法隆寺へ行かれる場合は、法隆寺東院伽藍からすぐ
中宮寺本堂
本尊 弥勒菩薩半跏像(如意輪観音像)
飛鳥時代、国宝。
材質は楠(くすのき)。
寺伝では、如意輪観音とされているが、近年弥勒菩薩説が有力となっている。
現在の像は、漆黒であるがかつては赤や緑といった極彩色に塗られていたとされる。
天寿国曼荼羅繍帳
飛鳥時代、国宝。
本尊、菩薩半跏像の手前左手に置かれている。
寺に展示されているのは複製品で、現物は奈良国立博物館に保存されている。
長く行方不明だったものを信如尼が法隆寺の綱封蔵(こうふうぞう)から発見したと言われる。
まだ目の調子が良くないので、頻繁に更新できませんが、これからもブログは続けていこうと思いますのでよろしくお願いします。
では、今回の報告は終了します。