その名の通り、少し石段を登った丘の上にあります。
公園といってもそんなに広くはありません。
かぎろひの丘 万葉公園
この写真に、ほぼ全体が映ってしまうくらいの広さです。
この辺りは、飛鳥時代から宮廷の狩場になっていた場所と考えられています。
写真右手の細長い石碑は、柿本人麻呂の歌碑で、
「ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見えて かへりみすれば 月かたぶきぬ」
という、歌が刻まれています。
これは、軽皇子(かるのみこ=後の文武天皇)の狩りのお伴をした柿本人麻呂が、夜明けの自然現象である「かぎろひ」を見て詠んだ歌なのだそうです。
毎年旧暦の11月17日にはこの場所で、「かぎろひを観る会」が開かれるそうです。
つい最近では、12月22日の午前4時から開催されたそうです。
「かぎろひ」がどんなものなのか、見てみたい気もしますが、なんか寒そうです。
ラベル:宇陀市